開業してから半年が過ぎようとしています。最近業務をやってて思うことは私のような小さな個人事務所と、社員数も多い大きな大手事務所の違いについてです。
私が以前勤めていた事務所は、社員数が25名前後で、横浜でもそこそこ大きな事務所でありました。完全なシステマチックな事務所ではありませんでしたが、効率化を図るために様々な努力や方法をとっていました。自分が感じる双方のメリットを以下に書かせてもらいます。
☆大きな事務所のメリット
1.信頼感がある(事務所の見た目やイメージに対する)。
1.人数が多い分、迅速に対応できる場合がある。
1.大量な案件を処理できるし、そのノウハウを蓄積している。etc…
☆小さな事務所のメリット
1.基本的に人対人ということが強くなるため、安心感がある。
1.1人1人に柔軟な対応ができる。
1.情報の共有化をはかり易い。etc…。
私は大きな事務所から限りなく小さな事務所になったわけですが(苦笑)、ノウハウの蓄積という点では大きな事務所にはかないません。案件の量が違い過ぎるからです。ただ、ノウハウがないからできないでは困るので、各方面に問い合わせてそれらを補っていくわけですが。
債務整理を始めて一番強く感じているのは大きな事務所が必ずしも良いわけではないということです。ノウハウはずば抜けてありますし、その点は小さな事務所では中々追いつけない部分ではありますが。ただ、全ての案件を画一的に処理している傾向があることを大きな事務所に勤めている知り合いから聞いて、少しがっかりしました。
例えば「あの業者は8割くらいで和解しちゃっている。」とか「端数カットは当たり前。」とか。債務整理を専門にやっている某大手の事務所では、過払いを緩くして任意整理も緩くしてもらうなんてこともあるようです。過払い請求ではこちらが強い立場で、任意整理(残債あり)では業者が強い立場ですから。
もちろんそんな事務所ばかりではないし、個人事務所にはないノウハウや武器を駆使して業務をこなしている事務所のほうが多いとは思います(そう信じたい)。
というわけで、事務所を選ぶ際には以上のようなことを考慮して選ぶことをお勧めします。後は費用とか、その担当者や事務所の雰囲気、性格ですかね。