最近、知り合いから「風の谷のナウシカ」の漫画本(全7巻)を借りて読みました。アニメ版は皆さんもご存じの方が多いと思いますが、漫画を読んだ人は少ないのではないでしょうか?
アニメ版を見たのはかなり昔になるので内容もうる覚えなんですが、漫画版はアニメ版よりも内容が深くて濃いです。そして改めて宮崎駿さんは偉大な人だという気持ちになりました。
内容すべてをここで語ることはできませんが、環境問題をテーマに、人間の生み出した科学文明によって自然が破壊され、その人間が破壊した自然を、自然自身やそこに生きる人間を除いた生き物が癒していくという内容です。ナウシカは人間と人間を除いた生き物、そして自然とをつなぐ役割を担う者・・・というのが自分の読んだ感想です。
詳細はさておき、昭和57年初めに第1巻が雑誌に掲載されたようですが、私が生まれて3年も経たない頃ですよ。現在大きな問題になっている環境問題を、宮崎駿さんはその頃から題材に取り上げ、そして世の中に警鐘を鳴らされていたわけなんです。それって凄いことだと思いませんか?預言者みたいだと思いました。
もちろんその頃から環境問題は叫ばれていたとは思うんですが、今現在ほどではなかったと思いますし。エコカーやエコポイント。環境税やCO2排出権。バイオ燃料・・・。
しかし、いつも感じるのはエコとは言いますが、エコカーなんて車を乗ること自体がエコとは反したことだと思うんです。極論になってしまいますが、環境に配慮するなら車自体乗らなければ良いと思ってしまいます。
豊かさ=裕福ではないとは思うんですが、いろいろな意味で豊かな生活を送ることと環境に配慮することというのは相反する部分があるように思えます。自分自身も環境に配慮のできる人間になりたいとは思いますが、私も車に乗るのは好きですし(持ってはいませんが…)、いかにして自然と共存していくのかは難しい問題ですよね。永遠のテーマなような気がします。
宮崎駿さん、ナウシカを見習って、環境問題もそうですが、様々な問題に警鐘を鳴らしたり、何らかの影響を与えられる人に自分もなりたいなぁと思いました。
久しぶりにアニメ版「風の谷のナウシカ」を見たくなりました(笑)。皆さんも是非、漫画版「風の谷のナウシカ」を見てみてください!!